薔薇の雨

私が私で在るために

父のこと:転院先の病院

救急搬送先の病院で2病院のうちの

どちらかに転院先を決めるようにと

提案されました



妹が高齢者福祉で事務をしている

関係で現場の方々に色々と聞いて

貰いましたが正直どちらも余り

評判の良い病院ではなかったとの

ことでした



その結果私達の住居の近くに在る

病院を選びました



多分医師同士ではある意味ほぼ

看取り患者に近い状態だと引き

継がれていたと思います



そんな状態で在りながら受け入れ

ていただいたこと

それでも治療や看護を一生懸命

して下さったこと



近くのその病院だったから私も

3度面会出来たこと

本当に心から感謝しています



また病院側のご好意で病院を

出て葬儀先に向かう車に乗り

込む際に立ち合わせていただき

ました



呼吸も自発的に出来ず苦しんで

辛い表情で亡くなったのに

最後にお風呂にも入れて下さり

綺麗に白いお着物に着替えさせ

口も手も合わせてレースのリボン

で止めて下さっていました



そして主治医の先生初め担当の

看護師さん介護士さん方や

父に関わった全ての方々が一列

に並んでおじきして車を見送って

下さいました



その光景の数々は今思い出しても

涙が溢れて止まりません