薔薇の雨

私が私で在るために

子供

大好きなものを大好きと大声で

言える子供ではなかった小さい頃



いくつになったからもうそれは

卒業すべきと叱られた子供時代



お姉さんだから全ては下に譲る

べきだと犠牲を払うことを美徳

だと教え込まれた幼少期の日々



何もかもが指示されて服従する

ことが当然だった10代の頃



社会に出てお給料を頂くように

なると偉そうに一家を養っても

いないのに生意気な態度をする

なと激怒されたあの時



それでも自分も子供を持つこと

を望んで来たけれど

今は夢の中の出来事