薔薇の雨

私が私で在るために

自分を守るということ

長い間

生きて良い権利とか

存在して良い意味とか

そんなことに沢山拘り



自分なんて何も出来ないからと

自分には全て無理だからと



ただただ自分を責めて来た



出来る人を褒めて

その人にこれは出来なくても

人それぞれ出来ることが違うからと

励まされても

でも私には出来ることなんてないと



ただただ自分を卑下して落としてた



でも

出来ないのは

出来るための努力をしていないから



出来なかったのは

出来るようになりたいと強く望み

出来る迄やり続けなかったから



仕方ないよ

物心ついた時から

家庭では両親の大喧嘩が絶えず

学校ではいじめられて



どこには私が存在して良い

居ても良い場所なんて無かったから



自分の存在を

自分を肯定する術を

自分に何かが出来ると自信を持つことなど

分からずに大人になってしまったから



そんな過去を悲しんだりはしないけど

敢えて強い後悔があるならば

それはどんな時も自分自身こそが

自分を守れなかったこと



今流行りの【こじらせ】で言えば

私は相当拗らせてるのかもしれない



でも今は

こじらせ=悪いとは思わない



こじらせてると自分で受け止めて

それを

その複雑に絡まった糸を

自分が解いていこうと思えるなら

それで良い



ありのままの自分で常に在る

そのことこそが私には大切だから