薔薇の雨

私が私で在るために

特別で在ること〜〜東京オリンピック開催中に

幼い頃はずっと

何かが出来る人になりたかった



10代の頃はずっと

何かに秀でていて特別なことが

出来る人になりたかった



人を好きになって

その人の特別になりたかった



学校でいじめられて

家では両親の喧嘩が日常茶飯事

どこにも居場所がなかったから



余計に自分が特別になれば

自分が何か出来る人になれば

ずっとずっとそう感じてた



何か特別なことが出来る

何かが人より特別に出来る

誰かの特別で在ることが出来る



そんな現実と180度違う絵空事を

ただただ熱望し

何一つまともに出来ないと

誰か1人の特別にすらなれないと

自分を責めて行くしか出来なくなった



社会人になって

成果主義であらゆる全てのことに

他人との比較で優劣を付けられ

出来ないことを悪とされ

私は自分を壊した



だけど



自分が自分の特別になれば良い

自分こそが

自分を特別大切にすれば良い

自分の人生では

常に自分を特別扱いすれば良い



それこそがオンリーワンで

自分の一度きりの人生の主役は自分

誰よりも自分を中心に置き

自分は特別だと自分が決める



私が私で在るために